自由時間の多い大学生。人生経験の一つとして、海外旅行を検討している方も多いのではないでしょうか。
今回は、親友とバックパック1つで海外9か国を一気に旅してきた私が、低予算で複数の国を楽しむためのコツをお伝えします!

自分のバイト代だけでなるべく安く、いろんな国に行きたいなあ。

私も大学生の時に貯めたバイト代で海外に行っていました。
体験談を踏まえて、あなたが海外旅行を安く、最大限楽しむための秘訣をお伝えします!
私の場合は、計51日間でアジア・ヨーロッパ・アフリカ大陸のべ9か国を巡り、かかった費用は約55万円でした。移動費を含めても1か国あたり約60,000円ほど。
かなり安く抑えられた方ではないかと思います。
一方で、旅行を振り返って「こうしておけばよかった…」ということも多々ありました。
そんな失敗から得た学びや注意点も、余すことなくお伝えします。
海外旅行に行く前の私が「もっと早く知りたかった」と思う内容をまとめました。
ぜひ最後までご覧ください!
旅費の総額

今回の旅行にかかった総額は、545,030円でした!
内訳はこんな感じです。
航空券 | 248,610 |
宿泊費 | 99,100 |
ツアー代 | 33,000 |
生活費 (食費・移動費・観光地の入場料など) | 153,500 |
出発前の準備 (薬・生活用品・海外VISAなど) | 9,500 |
項目ごと、詳細と費用を安く抑えるためのコツを書いていきます!
航空券 [248,610円]

航空券の内訳はこんな感じ。
日本➝タイ | 19,730 |
タイ➝ネパール | 19,630 |
ネパール➝トルコ | 51,120 |
トルコ➝イタリア | 20,270 |
イタリア➝スペイン | 10,280 |
スペイン➝ポルトガル | 11,010 |
ポルトガル➝モロッコ | 9,090 |
モロッコ➝フランス | 12,630 |
フランス➝エジプト | 31,300 |
エジプト➝日本 | 63,550 |
航空券を安く抑えた方法は大きく3つです。
- 事前購入
- 乗り継ぎ便の活用
- LCC&持ち込み手荷物のみ
順に説明していきます。
1.事前購入
航空券は「直前割」のようなものは基本ありません。
そのため、安く抑えるには3か月前には航空券を買っておきましょう。

私達は、行きたい国を複数選ぶ➝陸路や空路を調べてルートを組む➝日数や予算を考慮して実現可能な国を9つまで絞る、という順で考えていました。
旅先で出会ったバックパッカーの方は、その時の気分や地元の人との関わりの中で次の目的地を決める方たちも多くいらっしゃいました。
しかし「安く抑える」ためには、航空券の事前予約は欠かせません。
▼航空券購入の際に使っていたサイトはこちら
💡Skyscannerは、必ずシークレットモードで利用しましょう!
そうしないと、検索履歴や検索ルートから「この人はこのルートで買いそうだ」とAIが分析し、価格が高くなる可能性があります。
2.乗り継ぎ便の活用
直行便ではなく乗り継ぎ便を活用すると、航空券代を抑えることができます。
乗り継ぎ便のデメリットとメリットは以下があります。
<乗り継ぎ便のデメリット>
・所要時間が長い
・遅延で乗り継ぎができない可能性
・ロストバゲージの可能性
・セキュリティチェックや手続きが面倒
<乗り継ぎ便のメリット>
・価格が安い
・エコノミークラス症候群になりにくい
・乗り継ぎ地も楽しめる
こう見ると乗り継ぎ便もメリットがあることが分かります。
私の今回の旅では、メリットの方が優先度が高いと考えたため、乗り継ぎ便を利用していました。
3.LCC&持ち込み手荷物のみ
LCCで受託荷物ありの場合、追加料金が高くなってしまいます。
可能であれば、海外旅行に持っていく荷物はバックパックひとつに収まるものだけにしましょう。
また、失敗談のところで後述しますが、海外のLCCは、罰金を設けているところも少なくありません。
事前に自分が利用する航空会社のルールやクチコミを調べておくことをおすすめします◎
ちなみの私の相棒バックパックは、Colemanのシールド35。

防水性の高さ、LCCの荷物制限に引っかからない絶妙なサイズ、そして型崩れせず荷物が積み込みやすい点が助かりました。
部活や通学のイメージが強いColemanですが、アグレッシブに動きまわるバックパック旅でもおすすめです!
宿泊費 [99,100円]

ドミトリーやダブルベッドの部屋に2人で泊まるなどして費用を押さえました。
女性がドミトリーに宿泊する場合は、少し値段が上がっても”女性専用ルーム”を予約すると安心です。
またホテル選びの際は、3つの条件を満たすものを選ぶようにしています。
- 料金順で調べた時の最安値から「少し価格を上げた」ホテル
- Googleレビュー3.5以上
- 観光地からのアクセスが良い (公共交通機関でのアクセスを重視)
▼掲載数が豊富で使いやすい3つのホテル予約サイト
ツアー代 [33,000円]

今回の旅で利用したツアーは1つのみでした。
それが、モロッコのサハラ砂漠などの観光スポットを3日間かけて巡るツアー。
サハラ砂漠は、ツアー以外だと移動手段が難しい場所だったためツアーが良いと判断しました。
結果、大満足!!

秘境の景勝地に案内してもらったり、ツアー仲間と交流出来たり、民族の暮らしを体験できたり…
ツアーでしかできないことが盛りだくさんでした。
実は、自己手配ではなくツアーの方が総合的に見て安い場合もあります。
ツアーと個人手配にはどちらにもメリットがあるので自分の旅に合う方を国ごとに選んで旅程を組んでいくのがおすすめです。
<ツアーのメリット>
・ツアー参加者との交流が生まれる
・送迎などのサービスが豊富
・面倒な手続きを代わりにやってもらえる
・急なトラブルにも対処してもらえる
<個人手配のメリット>
・自分の興味のある場所に絞って観光できる
・時間に縛られず自由に旅ができる
・予定の変更がしやすい
・1人旅の場合はより安い(ツアーは原則2人以上の場合が多いため)
▼おすすめのツアー比較サイト
私がよく使っていたのはKKday。日本語対応の現地オプショナルツアーが豊富にあります。
ツアーだけでなく、海外SIMなども割引価格で購入できます。
生活費 [153,500円]

生活費の内訳はこのようになっています。

観光代(入場料)については惜しまず使いたかったので、それ以外の出費を抑えるようにしていました。
「食費」「現地の移動費」を抑えるために心がけていたことを書いていきます。
食費を抑えるコツ
スーパーで食材を調達し、なるべく自炊していました。
特に物価が高いヨーロッパでは、キッチン付きのドミトリーに宿泊し、
日没まで観光 ▻ スーパーで食材調達 ▻ 調理(翌朝分も作り置き)
の繰り返し。
ローカルレストランで食事をすることも稀にありましたが、基本自炊のおかげで想定の半分以下にまで食費を抑えられました。
移動費を抑えるコツ①
市内交通乗り放題の乗車券や、観光地の入場が無料(割引)になる都市カードを利用していました。
イタリアのローマパスやスペインのバルセロナカードなど、各地域で交通機関や観光地の割引がセットになったカードが販売されています。
使い方によってはかなりお得に活用できるので、旅先に無いかチェックしておきましょう!
移動費を抑えるコツ②
初めて訪れる土地で、最適な移動手段やルートを調べるのは難しいですよね。
そのため、私は12Goというサイトを利用して電車やバスなどの移動手段を比較していました。
このサイトは、クレジットカードでオンライン決済できるので便利です。
初めて使った時は、支払処理がきちんとされるかが少し不安でしたが、確認メールなども配信されるので安心して使えました!
▼移動手段の比較に便利なサイト
日本語にも対応しているので安心して使えます◎
出発前の準備 [9,500円]

出発前に購入したものリスト
私が渡航前に準備したものは主にこちら。
購入先 | ドラックストア | 100均 |
購入品 | 総合感冒薬 | 歯ブラシセット |
葛根湯 | ウェットティッシュ | |
龍角散ダイレクト | ティッシュ | |
下痢止め薬 | スマホショルダー | |
頭痛生理痛薬 | アイマスク |
購入先 | ネット(Amazon) | |
購入品 | バックパック35L | 防犯ウエストポーチ |
コンタクトレンズ | 速乾タオル | |
ネックピロー | 耳栓 | |
変換プラグ | 圧縮袋 | |
着圧タイツ | 携帯ドライヤー |
海外旅行保険
海外旅行に行く時、忘れてはいけないのが海外旅行保険。
私の場合は、クレジットカード付帯の保険を活用することで無料で保険に加入できました。
その際、十分な補償が受けられるように、可能であれば複数のクレジットカードを活用しましょう。
そうすることで補償額の上乗せができ、万が一の場合でも安心です◎
各クレジットカード付帯の海外旅行保険の利用条件を満たす必要があります。
海外旅行に行く前に、自分が持っているクレジットカードの海外旅行保険の利用条件についてきちんと確認しておきましょう。
旅行中の2つの失敗談

1.海外LCCで罰金を請求されてしまった
ヨーロッパ最大のLCCである「ライアンエアー(Ryanair)」。
この航空会社に、空港チェックイン手数料 €/£55(約8880円)を請求されてしまいました😭
ライアンエアーでは、「出発予定時刻の2時間前までにWeb上でチェックインを行う必要がある」のですが、それを知らなかった私たち。
空港のチェックインカウンターでチェックインができていないと告げられ、わずか2分の差で間に合わず、泣く泣く1人8,887円の大金を支払う羽目に。

▲また、搭乗券をアプリで提示、または印刷した紙で提示できない場合も手数料がかかります。このようにスマホ上でチケットを表示できたらOKです。
海外のLCCでは搭乗券自体が格安な分、チェックインや荷物制限などの至るところで罰金を設けている場合があるので気を付けてください。

ちなみに私たちはこの罰金支払いの後、「なんで確認してなかったんだ」と号泣し喧嘩に。
皆さんはそうはならないようにしましょう…笑
2.チケット代の学割を使用できなかった
観光地のチケット売り場に行くたびに思ったこと。
それは、「国際学生証(ISIC)を発行しておけばよかった」ということです。
国際学生証(ISIC:International Student Identity Card)とは
:UNESCO(国際連合教育科学文化機関)やUNWTO(世界観光機関)などに推奨されている、現在世界で唯一認められている国際学生身分証のこと。
国際学生証があれば、さまざまな観光地や美術館、博物館などで割引特典が適用されます。
▼割引が受けられる施設やサービスは、以下のホームページから探すことができます。
「City or country」のところに旅行先を入力し、カテゴリ(Cultureなど)を選び検索をかけましょう。

▼ISICの発行はオンライン手続きが便利です。

学生料金の記載がなくても「学生なんですけど・・・」と伝えたら割引してくれた場所もありました。一度聞いてみることをお勧めします。笑
まとめ
この広い世界には一度は自分の目で見てみたい絶景がたくさんあります。
そんな絶景も、工夫次第では自分が思っていたよりも安い値段で気軽に訪れることができちゃうんです。
今回ご紹介した内容が、次のあなたの海外旅行の手助けになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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